「姿勢を良くしなさい」「背筋を伸ばしなさい」…小さい頃からこう言われて育った方は多いのではないでしょうか?
また、大人になっても姿勢の悪さに悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。
では、姿勢が悪いとどんなトラブルが起きやすくなるのでしょうか?
単に身体だけの問題でなく、精神面にも悪影響を及ぼす恐れがある姿勢の悪さは、姿勢調整で根本的に改善するのがおすすめです。
姿勢の悪さがもたらすこんな悩みはありませんか?
子供の頃は一晩寝ればスッキリと回復していた身体も、年齢とともに回復しにくくなってくるものです。もしかしたら、次のようなお悩みは、姿勢の悪さも関連しているかもしれませんよ。
- 肩こりがひどい
- 実際の年齢よりも老けて見られる
- 睡眠時間が足りているのに寝た気がしない
- すぐに疲れる
- 慢性的な腰痛がある
- 猫背で見た目が悪い
- お腹がポッコリ出ている
- お尻だけ大きく見える
- 下半身がむくみやすい
- 胃の調子が悪くなりやすい
- O脚・X脚気味で歩きにくくなってきた
- 顔のラインやバスト・ヒップラインが乱れてきた
- 便秘・下痢気味
- 声が出にくい・かすれる
体の不調は姿勢が関係している!?
これらの症状が姿勢の悪さからきている!と言ったらどう思われますか?
姿勢が悪くなるとさまざまなトラブルの可能性が増しますが、そもそも姿勢とは何なのかについて知っておかないと、良い姿勢がどのような状態かも分かりません。そこで、竹原・広島メディカル整体院が考える、姿勢の定義について紹介したいと思います。
身体の構えのこと
姿勢とは簡単にいうと、身体の構えを意味します。もう少し詳しく述べるなら、「重力に対してバランスを取っている状態」のことを言います。
良い姿勢とは?
良い姿勢というと、胸を張った状態をイメージされる方もいらっしゃると思いますが、実は、良い姿勢とは上半身の力が自然に抜けている状態を意味します。
不自然に胸を張った姿勢は上半身に無駄な筋緊張を生じ、それが身体全体のバランスを崩してしまいます。あくまでも上半身は、下半身の上に乗っかっているということを忘れてはいけません。
つまり、良い姿勢を保つためには、下半身のバランスが重要というわけなのです。下半身のバランスが安定すれば、上半身は自然とリラックスして伸びた状態になります。
悪い姿勢とは?
日本人は欧米の方に比べ、骨盤が後ろに傾きやすい民族とされています。骨盤が後ろに傾くと、背中が丸くなり、顔の位置が前へとスライドし、いわゆる猫背の状態になります。
また、スマホを長時間見る習慣がある方の場合、肩甲骨が前へとスライドし、いわゆる「巻き肩」になるケースも増えてきています。一口に姿勢が悪いといっても、いろいろなタイプがある訳です。
不良姿勢によるデメリット
姿勢が悪いと、身体面だけでなく、精神面や社会面でもさまざまなデメリットをもたらします。そこで、代表的なデメリットについてみていきましょう。
身体面のデメリット
日本人に多いのが、骨盤が後ろに傾くタイプの不良姿勢です。骨盤の後傾にともなって頭の位置が前へとスライドすると、重い頭を支えるために筋緊張が生じ、それが慢性的な首こりや肩こりにつながります。
また、骨盤の後傾によって臀部や腰部の筋肉が緊張するため、腰痛や坐骨神経痛などを発症するリスクも高くなります。
精神面のデメリット
東京脳神経センターの松井医師によって、「首こり病」なる疾患が注目されるようになってきています。首は自律神経に深くかかわる場所であるため、首周りの筋肉が緊張することで、さまざまな自律神経系の不調を生じるのです。
例えば自律神経失調症が首こり病のもたらす代表的な疾患となっていますが、その他にも気分障害、パニック障害、鬱(うつ)といった、さまざまなリスクが不良姿勢によって増すと考えられています。
社会面のデメリット
「人は見た目じゃない」といわれることもありますが、やはり、最初は見た目から入ってしまうのが人間の心理というものです。
心理学の世界においてメラビアンの法則という、よく知られた法則があります。それによると、人の第一印象の9割は見た目によって決定されるということです。そのため、見た目を大きく左右する姿勢は、社会面でもとても重要といえます。
竹原・広島メディカル整体院が提唱!良い姿勢の定義
竹原・広島メディカル整体院では、単に胸を張った姿勢が良い姿勢だとは考えていません。では、どのような姿勢が「本当に良い姿勢」なのでしょうか。
抗重力筋がしっかりと働き背中のS字状湾曲を構成している状態
少し難しい話になるのですが、抗重力筋がしっかりと働き、背骨が自然なS字を描くことで、良い姿勢が保たれます。抗重力筋とはその名の通り、重力に逆らって身体を支えるための筋肉のことで、以下のような筋肉が抗重力筋としてあげられています。
- 脊柱起立筋
- 広背筋
- 大胸筋
- 腹直筋
- 腸腰筋
- 腹横筋
- 大殿筋
- 中殿筋
- 大腿四頭筋
- 内転筋
- 下腿三頭筋
中でも大殿筋や中殿筋といったお尻の筋肉や、腸腰筋というお腹のインナーマッスルは、デスクワークが主流となった昨今、特に緊張して硬くなりがちです。
お尻の筋肉やお腹のインナーマッスルが硬くなることで、骨盤が後ろに傾き、姿勢を悪くしてしまいます。そのため、抗重力筋を鍛えるというよりは、抗重力筋の無駄な筋緊張を取り除くことが先決です。
骨盤が起きている状態
良い姿勢の定義についてはいろいろなことが言われていますが、1つだけ確実に言えることは、どの定義においても骨盤が起きていることを重視しているという点です。
先述したように、日本人は遺伝的に骨盤が後傾しやすいため、ともすると猫背気味になってしまいます。そのため、よい姿勢をキープするためには、骨盤を起こすことも欠かせません。
姿勢調整がもたらすメリット
はっきり言って、姿勢が悪いことで得することはなにもありません。では、姿勢調整によって姿勢が良くなると、どんなメリットを得られるのでしょう。
身体の不調が改善する
姿勢が悪くなると肩こりや腰痛といったリスクが増しますが、姿勢調整によって無駄な筋緊張を取り除くことができるため、そのような身体的不調を改善することが期待できます。
また、姿勢が悪いと無駄な筋緊張によって身体の各関節に負担がかかりますが、姿勢調整によって筋緊張が和らぐことで、膝痛や股関節痛、外反母趾、四十肩・五十肩などの症状も軽減することが可能となります。
さらに言うと、全身は筋膜という膜で覆われており、内臓も筋膜で覆われています。姿勢調整によって筋膜を緩められれば、関連する内臓の働きも良くなります。結果として、胃や腸の不調が改善されるケースも多々あります。
見た目が良くなる
姿勢調整がもたらす分かりやすいメリットとして、単純に見た目が良くなります。見た目が良くなるというのは、単に背筋が伸びて若々しく見られることだけを意味するものではありません。
背筋が伸びることで、歩行時の足の運びがスムーズになり、颯爽とした印象を周りに与えられます。それにともない、ポッコリお腹や出っ尻などが目立たなくなり、見た目痩せにもつながります。
また、身体全体のバランスにメリハリが生じるため、バストアップやヒップアップ効果も得られます。さらに、関節への負荷が減ることで、O脚やX脚などの改善効果も期待できます。
精神面の安定が得られる
人は1日に3回「顔色が悪いね」と言われると、本当に具合が悪くなるという話もありますが、姿勢が良くなると、それとは反対のことが起こります。
姿勢調整によって姿勢や血行が良くなると、「いつも元気そうだね」とか「顔色がいいね」「いつみても若いね」「スリムでいいね」などと言われるようになるため、精神面の安定が得られるようになります。
身体全体のバランスから言っても、姿勢が良くなると首への負荷が減るため、自律神経のバランスを乱されるリスクが減少し、自律神経系の疾患を患うリスクが低下します。
姿勢調整なら竹原・広島メディカル整体院にご相談ください
姿勢を良くするというと、筋トレをしたりストレッチをしたりする必要があると思われがちです。ただ、本当に重要なことは身体全体のバランスを整えること、そして、それを継続・維持することです。
筋トレやストレッチが不要というわけではありませんが、姿勢が悪い状態でおこなってもあまり効果が上がりません。
竹原・広島メディカル整体院では、姿勢調整による不良姿勢の改善はもちろんのこと、自宅でのストレッチ法や生活習慣に関するアドバイスもおこなっております。
本気で姿勢を改善し、心身の不調を根本から取り除きたい方にとって、当院の姿勢調整はおすすめといえます。何か分からないことがありましたら、お電話やメールでお気軽にご相談くださいね。