肩こりや頭痛に悩まされている方の中には、「何か脳に問題があるのではないか?」と心配されている方が少なくありません。実際、当サイトにも「脳梗塞の前兆 肩こり」で検索してこられる方がちらほらみえます。
多くの肩こりは脳梗塞とは関係ありませんが、どのようなときに脳梗塞が疑われるのでしょうか。肩こりの本当の原因と合わせてご紹介します。
こんな肩こりは脳梗塞の前兆!?脳梗塞の前兆について詳しくご紹介
脳梗塞とは、簡単に言うと脳の血管が詰まってしまう病気のことを意味します。では、脳梗塞の前兆として、どのような兆候がみられるのでしょうか。
突然起こる原因不明の肩こり
肩こりの方が脳梗塞を心配される理由の1つとして、「脳梗塞の前に原因不明の肩こりが突然起こることもある」という点が挙げられます。
ですが、ここで問題となっているのは「突然の肩こり」です。多くの肩こりはある日突然あらわれるものではなく、慢性的な症状であることが一般的です。そのため、慢性的な肩こりの場合、脳梗塞の前兆とは考えにくいでしょう。
口まわりの症状
脳梗塞を起こされる方の中には、ろれつが回らなくなったり、食べ物や飲み物を飲み込みにくくなったり、声がうまく出なくなったりする方がいらっしゃいます。
運動障害
脳梗塞の前兆として、なんでもない場所で躓いたり、指が思うように動かせなくなったり、段差で引っかかったりといった運動障害の傾向がみられます。
ただし、これらの症状のどれか1つがあれば即ち脳梗塞の前兆という訳ではなく、いくつかの症状が併発している場合、脳梗塞の前兆を疑うことが合理的かと思われます。それでも心配な方は、一度、専門の医療機関を受診されるとよいでしょう。
肩こりの本当の原因について
肩こりは死に至るような重篤な病気ではないため、これまであまり熱心に研究されてきませんでした。ところが、大学機関による研究によって、肩こりのメカニズムが明らかになってきています。
筋疎血が肩こりの本当の原因
肩こりの本当の原因として、筋疎血(きんそけつ)が注目されるようになってきています。筋疎血とは、筋肉へと送られる血液の量が減少することを意味します。
筋疎血が起こった場所では発痛物質の産生が盛んとなり、それがチクチクとした筋肉痛のような痛みを生むこととなります。デスクワークをしているときに肩がチクチクと痛むのはそのためです。
血行不良により肩こりが慢性化
通常であれば、肩にたまった発痛物質はいずれ、血液の流れによって体外へと排出されることとなります。ところが、何らかの原因によって血行不良状態が続くと、発痛物質を体外へと排出することができなくなります。
そこにさらなる筋疎血が起こり、新たな発痛物質を生み出すことで、徐々に肩こりが慢性化していくのです。
筋疎血を招く日常の習慣について
肩こりの多くはある日突然のようにあらわれるものではなく、日常の習慣が積み重なった結果として起こるものです。では、どのような習慣によって筋疎血を招き、肩こりを発症するのでしょうか。
姿勢不良
筋疎血を招く大きな要因として姿勢不良が挙げられます。特にパソコンやスマホが欠かせなくなった現代人にとって、姿勢不良は大変大きな問題となっています。
パソコンやスマホを長時間みていると、無意識に頭の位置が前に移動してしまいます。頭には体重の10分の1程度の重さがあるため、頭の位置が前方に移動すると、その分だけ肩にかかる負担が増してしまいます。その結果、筋肉が硬くなって血管を圧迫し、筋疎血を招くのです。
運動不足
学生の時には部活や体育の時間に身体を動かす機会もありますが、社会人になると、よほど意識して身体を動かさない限り、どうしても運動不足に陥りがちです。
筋肉には関節を動かしたり、体温を生み出したりする働き以外に、血液の流れを促進する働きがあります。筋肉が収縮することで血管を刺激し、それが血行促進につながるのです。
ところが、運動不足によって全身の筋肉に対する刺激が減ると、血管に対する刺激も減少してしまうため、めぐりめぐって筋疎血のリスクを増してしまうのです。
身体に合っていない寝具
寝具が身体に合っていない場合、寝ている間に筋疎血を起こしてしまう可能性もあります。例えば、あまりにも高い枕を使っていると、寝ている間もずっと肩や首の筋肉に負担がかかります。
また、身体が沈み込むような柔らかい布団で寝ていると、寝ている間に自然な寝返りが打てなくなり、寝ているのに身体のこりが生じることもあります。
朝起きた時に「なんだか寝た気がしない」「朝起きた時から肩がこっている」という場合、寝具が身体に合っていない可能性も疑われます。
肩こりの改善なら竹原メディカル整体院までご相談ください
肩こりが脳梗塞の前兆である可能性はゼロではないものの、慢性的な肩こりの場合、それほど心配することはないといえるでしょう。
ただ、脳梗塞の前兆ではないからといって、肩こりの症状がつらいことには変わりありません。慢性的な肩こりにお悩みの方は、ぜひ竹原メディカル整体院までご相談ください。